SHOS

SHOS 10

日時
2012.11.16(金)  18時半開場 / 19時半開演
場所
シャングリラ(梅田)
出演
ジム・オルークとレッドゼツリン
PARA
DJ
BIOMAN(neco眠る)
アオツキ書房
音響
西川文章
出店
ピンポン食堂/ほ〜ぷ軒/EGYPT RECORDS
料金
前売:一般¥3,500 / 学生¥2,500 当日:¥4,000

今年の4月、山本精一&THE PLAYGROUNDに出演いただいた『SHOS koujitsu』の終演後、その場で山本精一さんにPARAの出演を依頼しました。私はPARAが大好きで、別に企 画していた『かいはつ』というイベントでも出演していただいたことがあります。その時のライブが心に残っていて、ショスでもお願い出来る機会がないかずっと考えていて、やっ と今回それが叶いました。不自由さの中で集中して研ぎすまされた緊張感から昇華し、溢れ出す開放感と人間味のある音。ライブで見てこそだと思います。

PARAが決まってから、 もう一組に悩みました。その中で、昨年10月の『SHOS 06』で山本達久さんに出演していただいてから、たくさんライブを見に行くようになり、特に、ジムさんと達久さんが共演 されたライブが素晴らしいと感じました。覚悟と気迫と楽しみがあって。それで、お願いしようと決めました。レッドゼツリンというバンド編成での出演は、確かな信頼関係がある ことが、ライブからも目にする言葉からも感じられて、心から嬉しく思います。

開演まではDJ BIOMANです。「兄貴(オオルタイチさん)ばっかり誘って、いつ出してくれるのか。」 という本人の苦言も若干のきっかけではありますが、何より、彼のCD『MISSANGA』が本当に良くって出演を依頼しました。

そして、ショスではおなじみのDJ金本武志さん(蒼 月書房)と音響の西川文章さんに今回もご協力いただきます。感謝。安心。

出店は、私と同年代であり共通した音楽体験がそのまま信頼関係に繋がっているといっても過言ではない、 ピンポン食堂、ほ〜ぷ軒、EGYPT RECORDSの皆さんにお願いしました。

区切りの良い『SHOS 10』というのは偶然の回数なのですが、今までの企画が今回のブッキングに繋がっている事は確実であり、続けてこれた感謝と続けていきたい意思を感じる節 目だなと、始まる前から早くも感じています。ぜひ、二組の演奏を堪能しにシャングリラへお越しください。お待ちしています!!

出演者

jim O’Rourke ジム・オルーク

10代後半にデレク・ベイリーと出会い、ギターの即興演奏を本格的に始める。同時、実験的要素の強い自身の作品を発表。一方 で、マース・カニンハム舞踏団の音楽を担当する。99年にはフォークやミニマル音楽などをミックスしたソロ・アルバム『ユリ イカ』 を発表。インディーズからのリリースだが、日本でも数万枚を記録。近年ではソニック・ユースのメンバー兼音楽監督とし ても活動し、数枚のアルバムに参加、より広範な支持を得る。(2005年末に脱退)2004年には、”Wilco/A ghost is born” のプロデューサーとして、グラミー賞を受賞。本国でも現代アメリカ音楽シーンを代表するクリエーターとして、高く評価されて いる。ヨーロッパでも数々のアーティストをプロデュースしている。 日本文化への造詣も深く、「くるり」のプロデュースを始め として、坂田明、映画監督ヴェルナー・ヘルツォーク、オリヴィエ・アサイヤス、青山真治、若松考二の過去作品の評論など様々 な活動を行っている。

レッドゼツリン

tatsuhisa
Dr:山本達久(NATSUMEN)

sudo
Ba:須藤俊明(奇形児、nascacar)

hatano
Vn:波多野敦子(triola)

eiko
Pia:石橋英子

ジム・オルークとレッドゼツリンは、ジムの”うた”をバンドセットで披露する、ファンにとっては非常に嬉しい貴重な編成であ る。バンドはジムがプロデュースした石橋英子の最新アルバム『Imitation Of Life』で集った「石橋英子withもう死んだ人たち」 (ジム・オルーク、山本達久、須藤俊明、波多野敦子、石橋英子)と同じメンバーで構成されている。この共演は、同じくジムがプロデュースし全員が参加した石橋の前作 『carapace』まで遡り、2011年1月リリースの本作以降、石橋のライブにて各メンバーとの出演が続いている。加えて2012年初頭からは、ジムのライブでもバンドセット を解禁、「芸害」「復活たち」「タイムスリッパーズ」といった異なる名義にて5人での出演を重ねている。「レッドゼツリン」についてジムは、「どの曲をやるかは毎回 ステージで決めます。バンドのメンバーもステージに上がるまで知らない。曲は実に難しくてメンバーはほとんど1年間勉強しています」と話す。同名義にて9月に開催された 東京・福岡のライブでは、『ユリイカ』『インシグニフィカンス』『ハーフウェイ・トゥー・ア・スリーウェイ』など旧作からの楽曲を披露。また、「プログレ・エピック」を 志向したという5人が織りなすインストゥルメンタルの新曲も素晴らしく、「表現活動が幅広く、一言ではなんとも表現できない、枠をつくることの出来ない方達です。もはや ミュージシャンではないと思います。ただの演奏家ではなくて、使者のような人たちだと思います。」という各メンバーに対する石橋の評に違わぬ圧巻の演奏で観客を沸かせた。

「レッドゼツリン」名義での出演は今回が最後とのこと、どうかお見逃しなく!

PARA

山本精一率いるスーパーユニット。2001年に、山本精一とドラムス・パーカッションCHINAの2人で結成、その後現在のメンバーが 加入しパートチェンジを経て、山本精一[Gu]、YOSHITAKE EXPE[Space Gu](nutron*)、千住宗臣[Dr,Perc](ウリチパン 郡、V∞redoms*)、西滝太[Syn Ba,key](サイケ奉行、Pychedelic Jet Sets)、IEGUCHI[Syn,Key](TERRAS、SUZUMENBA)の 形態となり、New Musicの可能性を探求し続けている。

PARAにあたっては、演奏側にいろんな制約やルールが科せられており、演奏者は不自由を思い切り体感しながら同時にそれを超 えて、ある「とびきり自由」な場所へ到ることを理想とする。ひとつひとつのフレーズが反復を繰り返し、拡張し、収れんするプロ セスの内で重層的に織り成され、編み込まれ、組み上げられていく。だんだんアタマとカラダの境界がぼやけ、ある時間には両者が 分離さえするというよう状況を呈する。そこにおいては、各々の演奏者の作家性は消滅し、ただひとすじに「曲そのもの」へ向かって 突き進むのみなのだ。演奏という行為が身体性を離れる瞬間である。あるいは、もう一つ別な身体性を獲得すると言うことなのかも しれない。この事が正しく成功したならば「肉体的」でなくても十分にグルーヴを生むことができる。アタマでもカラダでもない、 その中間でもない何やら奇妙だが魅力的なグルーヴ。PARAでは、いわゆるインター・プレイもあまり行われず、ソリストも存在し ない。その事は、ともするとても内省的で客観性の強いコンセプチュアルに過ぎる表現につながる危うさを含んでいる。そこで、そ うした「気難しさ」「生真面目さ」を回避すべく導入されたメソッドが、ひとつは「ゲーム(遊び)」という概念。今ひとつは、反復 (ループ)の多用。ループは、どんな抽象的なアプローチも瞬時にPOPと化す、グルーヴを生む。小難しいフレーズも人力でサンプリングされループさせる事によって、一挙 に特異性が薄れPOPの渦に包まれて行く。一方、フレーズの組み上げ、積み上げや、ユニゾン等によって構築、構成されていく楽曲の形成過程の中では、各自の「持ちフレーズ」 の絶えざる変化に一瞬たりと気を抜く事ができない。そのままだと、とても堅苦しい、ストイックなだけの味気ない音楽になってしまうので、PARAでは「エラー・システム」 というものを用いて、例えば誰かが弾き間違えても、そこからまた新たに、フレーズの組み上げが始まり今迄の経緯とは全く別の曲が出来上がっていく。このことがまさに我々 の理想とする、あまり見られない種類の自由な即興演奏なのだ。不自由を与えられることによって得られる自由、緊張感を強いられることによって生まれる遊び。そうしたもの の中にこそ即興音楽の新しいカタチが潜んでいるのではないかと思うし、PARAと呼ばれる、この奇妙な数学的室内楽グルーヴ・ユニットの可能性もあるはずだ。のんびり聴い て下さい。  文責/山本精一

BIOMAN

奈良在住。
青春ビザールディスコバンド「neco眠る」のシンセサイザー担当/DJ/デザイナー/イラストレーター/文書き/農家 など。

アクセス

梅田シャングリラ

http://www.shan-gri-la.jp/

〒531-0075 大阪市北区大淀南1-1-14
TEL 06-6343-8601

※電車でお越しの場合
最寄り駅●JR大阪駅(中央北口出口)●阪急梅田駅(茶屋町出口)●地下鉄御堂筋線梅田駅(5番出口)
ヨドバシカメラ裏手の地下道を新梅田シティ(スカイビル)方向に抜ける→「新梅田シティ前」交差点を左折し直進→左手に見えるヤシの木が目印です。

※お車でお越しの場合
阪神高速11号線梅田出口を出て、左折→なにわ筋に差しかかり、「福島6」の交差点を右折→右手に見える公園を越え、「大淀南公園東」の交差点を新梅田シティー方向に右折。